ニューヨークではここ数年、食料品価格の上昇が続いている。米労働統計局によると、食品価格は2020年から2024年の間に約25.5%上昇。最近は「無料スーパーマーケット」も登場する一方、オーガニック志向の高級店も増え、スーパーマーケットの価格差は広がる一方だ。今、一番安いスーパーはどこか?消費者団体のデータから探ってみた。

最も安いスーパーはコストコ
米消費者団体Consumer Reportsによると、食料品価格が最も安いスーパーマーケットは次の通り。

この調査ではウォルマート(Walmart)を基準価格として比較している(ウォルマートは全米最大級の小売チェーンで価格が安定しているため、食料品価格の比較の基準としてよく使われる)。
調査の結果、コストコとBJ’sは、ウォルマートと比べて約21%安く、最も安い。どちらも年会費制の会員制スーパーマーケットだが、調査では年会費(コストコ約65ドル、BJ’s約60ドル)を考慮してもなお、食料品の総額は他のスーパーマーケットより安くなることが分かった。まとめ買いをする家庭ほど節約効果が大きいようだ。

会員制でないスーパーマーケットで安いのが アルディ(Aldi) やリドル(Lidl) だ。 どちらもドイツ発のヨーロッパ系ディスカウントスーパーで、調査ではウォルマートより約8%安いとされている。商品数を絞り自社ブランドを中心に展開するなどのコスト削減策で価格を抑制しているのが特徴。 ニューヨーク市内でも店舗数が増えている。
トレジョやホールフーズは高いスーパー!?

一方、ここニューヨークでも最も人気が高いトレーダー・ジョーズ(Trader Joe’s、以下トレジョ)は、価格がウォルマートより平均で約25%高いという結果になった。
さらに高いのが、ホールフーズ(Whole Foods)だ。調査ではウォルマートより約40%高いという結果で、主要スーパーマーケットの中では最も高い価格帯(実質最下位)に分類された。価格の高さから、アメリカでは「Whole Paycheck(給料が全部消える)」のニックネームで呼ばれることも。
結果を踏まえると、ニューヨークでは、スーパーマーケットを一つに絞るのではなく、用途に応じて使い分けるのが良さそうだ。例えば、まとめ買いはコストコやBJ’s、日常の食材はアルディやリドル、そして冷凍食品やスナック、日本へのお土産などはトレジョといったように組み合わせることで、食費と利便性のバランスを取ることができる。物価が上がり続けるニューヨークだからこそ、自分のライフスタイルに合ったスーパーマーケットを見つけることが、賢く暮らすためのポイントになりそうだ。
文/藤原ミナ
写真/Miki Takeda
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