ラガーディア空港で起きた旅客機と消防車の衝突事故の影響が24日も続いている。事故は23日午後11時37分ごろ、モントリオール発ニューヨーク行きのエア・カナダ・エクスプレス8646便が着陸した直後に発生。滑走路を横切ろうとした消防車に対し、管制官は「止まれ」と繰り返し警告したが、消防車は進入を続け機体と衝突した。事故機には乗客72人と乗員4人が搭乗。操縦士2人が死亡し、41人が近隣病院へ搬送され、翌朝までに32人は退院したものの、一部は重傷だ。ニューヨークタイムズなどが24日、伝えた

機体は前方部分が大きく壊れ、消防車も横転。客室乗務員1人が座席に固定されたまま機外へ投げ出され、脚を骨折したという。乗客の証言では、着陸時の衝撃の後に大きな衝突音が響き、機内は混乱状態となった。避難指示がない中で非常口を開け、乗客が主翼を伝って滑走路へ降りた場面もあった。
平均3時間の遅れ
事故原因はまだ断定されていないが、連邦航空局(FAA)は、事故後の音声記録に管制官が「自分のミスだ」と話す場面も残っていたことから、管制官が別の緊急対応に気を取られていた可能性も含めて調べている。ただし、その発言が何を指していたのかはまだ明らかになっていない。
国家運輸安全委員会(NTSB)はボイスレコーダーや飛行データレコーダーを回収し、映像や交信記録の解析を開始したが、調査には数カ月以上かかる可能性がある。ラガーディア空港では34年ぶりの死亡事故となった。
事故が起きた滑走路は閉鎖されたままで、再開まで数日かかる可能性がある。ラガーディア空港は通常2本の滑走路で運用されているが、現在は実質的に処理能力が大きく落ち込んでいる。その結果、24日朝の時点で発着予定約1000便のうち半数近くが欠航となり、出発便には平均で約3時間の遅れが出た。空港内では長い保安検査列もでき、利用客の混乱と不満が広がっている。
さらに、政府機関の一部閉鎖の影響でTSA職員の不足も起きており、調査官の到着まで遅れる事態となった。空港運営当局は航空各社に追加欠航を促しているが、十分に対応できておらず、利用客は空港に来ても搭乗できないケースが相次いでいる。事故原因の解明とともに、空港機能の正常化にはなお時間がかかる見通し。
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