カナダ・オンタリオ州西部で拡大を続ける大規模な山火事による煙がニューヨーク市に流入していることを受け、米国立気象局(NWS)は、ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの各州の一部地域に対して大気質警報を発令した。熱波も再来しており、市運営のクーリングセンターも延長となった。

ニューヨーカー全員の健康に影響
ニューヨーク市危機管理局(NYCEM)と市保健局(DOH)は、カナダの山火事による煙の影響を受け7月15日、州全域を対象に微小粒子状物質に関する「大気質健康勧告」を発令。NYSDECは、16日時点で大気質指数(AQI)が200となり「不健康」レベルになると予測。このレベルでは、呼吸器疾患の既往歴がある人だけでなく、誰もが健康への影響を受ける可能性がある。
ニューヨーク市が推奨する予防策
窓とドア 全ての窓とドアを完全に閉めておく。エアコンや空調システムを使用している場合は、煙の混じった外気が室内に流入しないよう、再循環モード(または外気取り入れ口を閉じた状態)に設定する。
室内の空気質 HEPAフィルター付き空気清浄機を持っている人は、稼働させる。掃除機をかける、揚げ物をする、キャンドルを灯すなど、室内の汚染を悪化させるような行為を避ける。
マスクの着用 やむを得ず外出する場合は、密着性の高いN95またはKN95マスクを着用する。通常の布製マスクやサージカルマスクでは、微細な煙の粒子を十分にろ過できない。
衣類 帰宅したら、屋外で着用していた服を着替える。微細な灰がベッドや家具に付着するのを防ぐため、屋外で着用した衣類は寝室から離して保管する。
過度な運動を控える 屋外での激しい運動は避け、煙の立ち込める環境にさらされる時間を減らす。
無料マスクの配布 N95/KN95マスクは、市内5区にある公共図書館で無料配布している。


熱波も再来、屋外活動は控えめに
また、高温および暑さ指数が高止まりしていることに加え、ニューヨーク市は数百カ所のクーリングセンターを含む熱波緊急対策の運用を7月18日まで延長した。激しい屋外活動や長時間の屋外活動を控え、できるだけ冷房の効いた場所に留まるよう呼びかけている。

















