会員制倉庫型スーパーマーケットのコストコが、倉庫店舗から離れた場所にガソリンスタンドだけを設ける新たな試みを始めた。第1号は先月、南カリフォルニアのミッションビエホにオープンし、ハワイ州ホノルルでも開設が計画されている。7月18日付のウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

長い給油待ちと土地不足に対応
コストコのガソリンスタンドは通常、倉庫店舗の駐車場内に併設されている。しかし、給油待ちの列や駐車場の混雑が課題となっており、会員からは改善を求める声が寄せられていた。最高財務責任者(CFO)のゲイリー・ミラーシップ氏によると、独立型スタンドは既存施設の混雑を緩和するとともに、同じ敷地内に給油施設を設置できない場合の代替策となる。倉庫から1〜2マイル(約1.6〜3.2キロメートル)ほどの、会員が利用しやすい場所に設ける方針だ。
地域平均より1ガロン64セント安く
第1号施設は、閉店した「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」の跡地を再開発したもので、ガソリン以外の商品は販売しない。17日時点のレギュラー価格は1ガロン4.75ドルと、オレンジ郡の平均より64セント安い。利用には会員資格が必要で、燃料価格が上昇する中、コストコのガソリン販売量は5月に過去最高を記録した。

NY・NJ州での計画は未発表
ホノルルの独立型スタンドは2027年の完成を予定している。一方、現時点でニューヨーク州やニュージャージー州に同様の施設を開設する計画は発表されていない。
コストコは今後、数カ所で独立型スタンドを検討しているが、具体的な場所は明らかにしていない。広い土地の確保が難しいニューヨーク都市圏でも、この新形態が導入されるか注目される。
















