物価高が続く中、処方せん薬の費用を抑える方法としてコストコ薬局(Costco Pharmacy)が注目を集めている。会員制倉庫型スーパーマーケットとして知られるコストコだが、薬局については会員でなくても利用できる場合が多く、ジェネリック医薬品(後発医薬品)を低価格で購入できることで、知る人ぞ知る存在だ。消費者サポートサイトのコンシューマーアフェアーズが伝えた。

会員でなくても処方せん薬が購入可能
あまり知られていないが、多くの州ではコストコ会員でなくても処方せん薬を購入できる。薬局サービスは法律上、一般利用者にも開放されているためで、会員証がなくても処方せんを持参すれば利用できるケースが多い。ただし、運用は店舗によって異なるため、事前確認が必要だ。一方、有料会員になると「Costco Member Prescription Program(CMPP)」を利用でき、対象薬で追加割引を受けられる。
NY・NJ州ともに非会員でも利用可能
入店時に「薬局へ行きます(Going to the pharmacy)」と伝えれば、会員証なしで入れる。
ジェネリック薬は特に低価格
コストコ薬局は、ジェネリック医薬品の価格が比較的安いことで知られている。例えば、高血圧や糖尿病、高コレステロールなどの慢性疾患で長期間、薬を服用しなければならない場合、薬局を変えるだけで年間の医療費を抑えられるケースもあるという。ただし、薬の種類や保険内容によって価格は異なるため、加入している健康保険や割引サービス「GoodRx」と比較することが推奨されている。
郵送サービスも
コストコはメールオーダー(郵送)サービスも提供している。処方せん薬を自宅や職場へ配送してもらえるため便利だが、通常は処方せんの受領後、7~10営業日ほどかかる。このため、毎日服用する慢性疾患の薬には向いている一方、急ぎで必要な抗生物質などには不向きとされる。

ペット用医薬品も人気
コストコ薬局では、人間用の薬だけでなくペット用医薬品も取り扱っている。一部の薬は動物病院より安価な場合があり、ペットを飼う家庭の節約手段として利用する人も増えている。
営業時間には注意
一方で、営業時間はCVSやWalgreensなどの大手ドラッグストアより短い傾向がある。一般的に平日は午前10時から午後7時ごろまで、日曜は休業となる店舗も多く、急な処方せん薬の受け取りには不便な場合もある。
アメリカでは同じ薬でも薬局によって価格が大きく異なることが珍しくない。高血圧や糖尿病、コレステロール治療薬などを継続的に服用している人は、現在利用している薬局に加え、コストコ薬局やGoodRxの価格を比較してみる価値がありそうだ。特に医療費負担が気になる家庭にとっては、薬局選びを見直すことで年間数百ドル規模の節約につながる可能性もある。
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