2015年9月9日 COLUMN Dr. 石谷三佳 なるほど!ザ・カイロ アーカイブ

Dr. 石谷三佳 なるほど!ザ・カイロ 毎月第1月曜号掲載 VOL.56 正しいバックパックの選び方

 新学期に向けて、親も子どもたちもどんなバックパックを買うか悩むところでしょう。今回は、正しいバックパックの選び方を紹介します。

【正しい大きさ】バックパックの大きさは、子どもの胴体より幅が広くても長くてもいけません。ウエストラインから10センチ以上も下にバックパックの底が来ていてもいけません。低い位置にぶら下がったバックパックは肩にかかる負担を増やし、歩くときに前かがみになってしまいます。
【肩ストラップ】パッドがないものやストラップが細いものは肩に食い込んで痛いだけでなく、首や肩の傷つきやすい筋肉に余計な負担をかけます。ストラップは調整ができる幅広のパッド付きがお勧めです。背中の一番強い部分(肩甲骨の間くらい)にバックパックが定着するようにします。いわゆる背中の真ん中にバックパックの中心部が来るよう調整しましょう。また、肩ストラップは両方の肩に掛けましょう。重いバックパックを片方の肩だけにかけると重心が片方に寄り、首や肩の筋肉のけいれん、腰痛、姿勢の崩れ、背骨の湾曲などの原因になります。重みは背中全体に均等に配分しましょう。 
【背中のパッド】背中にパッドが入っていると、重い中身を背負う負担が軽くなるだけでなく、学用品(鉛筆、定規、ノート、はさみなど)の角や先端が背中に当たるのを防いでくれます。
【軽さ】中身が空なのに大きいバックパックは、体に余計な負担を掛けるだけです。軽くて仕切りが多いものだと、中に入れる本や学用品の重さを均等に配分できます。また重いものはなるべく体に近いところに配置するのがコツです。

 バックパックを買った後は、「内容量は体重の10%以下に留める!」ことを気をつけましょう。最新の研究によると、背骨や神経のケガのリスクを大幅に減らすには、バックパックの重さは子どもの体重の10%以下でないといけないという結論が出ています。例えば45キロの子なら4・5キロ以下、23キロの子なら2・3キロ以下にすることが大切です。それ以上の重さになると脊柱側弯症になる確率が上がります。
 「小枝を曲げれば、そのように木は傾く」という英語のことわざがあります。きれいに並んだ背骨は育ちざかりのお子さんにとって大変重要です。背骨の問題(サブラクセーション)を早期に発見できれば、安全でやさしいカイロプラクティックの調整によって、将来の問題を簡単に防ぐことができます。当院では脊柱側弯症のチェックアップや姿勢矯正、またバックパックなどのカバンの正しい選び方や背負い方を随時指導しています。

Dr. 石谷三佳
石谷カイロプラクティッククリニック院長。パーマーカイロプラクティック大学院卒後、ハーバード大学医学部専門課程終了。米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員も務め、2008年には「Chiropractor of the Year」を受賞。寄稿著者に“Neck Pain…
You Don’t Want It, You Don’t Need It”がある。

石谷カイロプラクティックセンター
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