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誕生日祝いの定番ソング、「ハッピーバースデー・トゥー・ユー」の著作権を巡る裁判でロサンゼルスにある連邦裁判所は22日、音楽出版大手のワーナー・チャペル・ミュージックによる著作権の主張を退ける判決を言い渡した。
ハッピーバースデー・トゥー・ユーの歌および歌詞は、1893年に幼児向け童謡としてミルドレッド、パティ・ヒル姉妹によって制作された。2人はこの原曲の著作権をクレイトン・サミー社に託したが、同社が1998年にワーナー・ミュージック・グループ(WMG)に買収されたため、WMGの関連会社であるワーナー・チャペル・ミュージックはこの歌に対する著作権を主張し、年間200万ドル(約2億4000万円)を超える著作権収入を得てきた。
22日の判決で、ジョージ・キング裁判官は「サミー社はハッピーバースデー・トゥー・ユーのピアノによる編曲の著作権は有するが、歌詞の著作権は取得していないため、ワーナー社にも同様で歌詞の著作権は認められない」と判断した。アーティストらの代理人を務めるランダール・ニューマン氏は「80年かかったが、やっと誕生日の歌が著作権に縛られない、みんなの歌となった」と話している。

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