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300校が参加した、大学進学を奨励する全国的プログラム、カレッジ・アプリケーション・ウイークのイベントが行われた26日、ニューヨーク市教育局(DOE)のカルメン・ファリーナ局長は、市の公立高校3年生の大学進学適性試験(SAT)受験を無料化する計画であることを発表した。
現在54.50ドル(約6600円)の受験料が無料になるのは、2016〜17年の学年度末の春からで、受験は任意。これまでSATは土曜に実施されていたが、選択自由という印象を払拭するため、今後は授業のある平日に行われるようになるという。
ケンタッキー、サウスキャロライナ、ウィスコンシン州などでは、高校在学中の大学進学希望者学力試験(ACT)受験が義務付けられ、コネチカット州では8月から、全ての11年生はSATを受験することが義務付けられた。但し、同州がSATを必須とした理由は、生徒が在学中に受験しなければならない試験数を削減するためで、既存の試験の1つがSATに置き換えられている。同州では以前からSAT受験率が高く、83%の卒業生が受験している。
一方、ニューヨーク市では15年の調査で、1回以上SATを受験したことがある生徒は市の生徒全体の56%だった。市は、試験無料化の実現に年間180万ドルを費やす予定。
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