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16日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市教育局(DOE)が公立幼稚園の入園状況に関する統計を15日に発表し、第1希望の幼稚園に入園した幼児の数が昨年よりわずかに少なくなっていたことが分かった。
第1志望へ入園できた児童の数は、前年の4万9060人に対し、今年度は4万8937人だった。専門家は、願書を提出する時期はこれまで4月だったが、今年度より3月中旬に前倒しとなったことが理由であるとみている。応募は人気の幼稚園に集中し、抽選に漏れる確率がやや高くなったことが背景にあるという。
一方で、ここ数年、抽選の競争が激化したことで、自分の住む地域内にある幼稚園の抽選も落ち、ウェイトリスト入りする、いわゆる待機児童のような幼児の数の増加が問題になっていたが、今年度はその数は減少傾向にあるという。ウェイトリストに入っている子どもは12年度の2361人に比べ、14年度は1130人に減少した。DOEのカルメン・ファリーニャ局長は「ウェイトリストに載る子どもの数がここ2年で約9%減少し、状況は改善している。これからも子どもたちが問題なく幼稚園に入園できるよう取り組んでいく」と述べている。
保護者らが幼稚園選びを重要視するのは、地域や教育プログラムなどを考慮して入学させたい小学校入学を見越しているからだという。
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