100年以上の歴史を誇る名店、ミシュランの星を獲得したレストラン、トレンディな新スポット、ポップアップの店など、ニューヨークには数え切れないほどの美食がそろっており、一生かけても食べ尽くせないほど。人口の38%、150カ国以上から集まった330万人の移民で構成されるニューヨークでなら、エクアドル、エジプト、ウズベキスタン料理を1日で味わうことも可能だ。グルメサイトのイーターNYが、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズの「世界の味巡りモデルコース」を作成。第2回目はブルックリン編をご紹介。

9:00 ひと味違うサンドイッチでツアー開始
フォートグリーンのサウスアメリカ料理店Strange Delightに地元の人気店Amanda’s Good Morning Cafeがポップアップ中。ニューヨークの朝の定番、独自のアレンジ(板状のスクランブルエッグにキャラメリゼした厚切りの豚バラ肉を合体)を加えたエッグ&チーズサンドイッチでエネルギーをチャージ!「朝はもう少し軽め」が好みなら、プロスペクトハイツにあるRadio Bakeryで、フォカッチャにスモークサーモンとクリームチーズをたっぷりトッピングしたサンドイッチ(こちらもニューヨークの名物)をどうぞ。お値段高め行列覚悟。
10:30 リトルカリビアンでお買い物
地下鉄2番または5番線に乗って20分ほど行くと、「リトルカリビアン」と呼ばれるエリアに到着。まずはAfrican Record Centerから始めよう。ここにはアフリカやカリブ海沿岸諸国の音楽が膨大にそろっている。著名デザイナー、フェリシア・ノエルの店Fe Noelでオーガンザやリネンの服もチェック。お土産を探すなら文化センターCaribBEINGへ(週末のみオープン)。小腹が空いたら、Ali’s Trinbago Roti Shopのダブルス(ヒヨコ豆のカレーとマンゴチャツネを無発酵パン・ロティにのせたトリニダード・トバゴの郷土料理)、またはErrol’s Caribbean Delightsのビーフ&カラルーのパティを買ってプロスペクトパークまでお散歩、湖畔でブレーク。
13:00 レバノン料理店でランチ
ひなたぼっこした後はGo South! ベイリッジでランチを。アラブ系移民が多いこのエリアで長く営業するTanoreenはレバノン料理の名店。鶏肉をスマックで風味付けし、バーミセリや米と混ぜ合わせた「チキンフェッティ」は人気の一品。子羊のすね肉は骨からほろりと外れ、マリネしたナスにクルミを詰めた「マクドゥス」は鮮やかな味わい。半分ほど食べたところでデザートに「クナーファ」を注文しよう。焼き上がるまで20分ほどかかるが、熱々でとろける細麺チーズパイが楽しめる。
16:00 リトルオデッサで潮風を浴びる
「リトルオデッサ」と呼ばれるブライトンビーチにも行ってみよう。1970年代に定住した旧ソ連からの移民にちなんで名付けられた呼称で、チャイナタウンと並んで、英語以外の言語(スラブ語)が飛び交うエリア。商店街には、キリル文字の看板が並んでいる。Tashkent Supermarketの圧巻ウズペク・ビュッフェ・コーナーは必見(ちなみにどれを食べてもほぼハズレはないが、日本人にはタコがたっぷり入ったシーフードサラダ、ニンジンのピクルス・キムチ風、牛肉の塊やタンがゴロゴロ入った“にこごり”などがおすすめ)。
19:00 発酵テイスティングメニューを堪能
プロスペクト・レファーツ・ガーデンズにある夫婦経営の店Honey Badgerは、オーナー自らが採取した旬の食材と、発酵ラボで熟成させたガルム(魚醤)や酢、だし、みそを使った独創的なメニューを提供することで話題の店。テイスティングメニュー(295ドル)には、塩漬けにしてボッタルガ(カラスミ)に仕上げた魚卵、店内でドライエイジングした肉、樹液の水がペアリングで登場する。
21:00 ブルックリンのビートに身を任せる
ここ数年、ブルックリンの至る所で最高級のサウンドシステムを備え、オリジナルカクテルと小洒落たおつまみを提供するリスニング・バーが次々とオープン。ウィリアムズバーグのMr. Melo、グリーンポイントのEavesdrop、パークスロープのHoneycombなど、どの店も熟練の選曲。雰囲気も最高。ただし、おしゃべりは小さな声で。
*NYのグルメツアー:マンハッタン編
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