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【22日付FOX5】ブロンクス区にあるフォーダム大学のローズヒルキャンパスで、300年以上前に描かれたとされる絵が発見され、このほど、メトロポリタン(MET)美術館で展示が始まった。
発見されたのはメキシコの画家、クリストバル・ビラルパンドによる高さ6フィート半(約2メートル)の大作。1649年、メキシコシティ生まれのビラパンドは宗教画を多く描き、現在も同地の教会などに作品が飾られている。発見された絵「3人の王」も、生まれたばかりのキリストを「東方の三博士」が訪問して拝んだという新約聖書を題材にしており、83年作と記されている。
絵を発見したのは、同大学で美術史を教えるバーバラ・マンディ教授。大学が所有する絵の調査を依頼され、古い保管資料を調査していた際にその存在が判明した。同教授によると、大学の各部署に尋ねたが保管先は見つからず、そんなとき頭に浮かんだのが2000年に学長室で見た絵のことだったという。学長室には4枚の絵が飾られており、その1つが「3人の王」の絵だったのだ。
絵はMET美術館が長い時間をかけて修復、今回の展示に至った。絵は大学創立時に寄贈され、1900年から学長室に飾られていた。

MET美術館のツイッター(@metmuseum)より、修復作業の様子
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