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【15日付ニューヨークタイムズ】アマチュアジャズ演奏家がニューヨーク市内のライブハウスなどで週1回昼時に演奏する企画「ジャズ・アット・ヌーン」を立ち上げ、45年以上携わったジャズ演奏家のレ・リーバーさんが10日、ニューヨーク州サフォーク郡で亡くなった。106歳だった。
オハイオ州生まれ。大学卒業後、陸軍に入り米軍放送網(AFN)などでジャーナリストとして活躍。ジャズ界の大物の広報を務めたこともある。自身もアルトサックスやペニーホイッスルを吹くことから、他の職業に就いている演奏家に機会を与えようと1965年、マンハッタン区東53丁目のレストラン、チャックス・コンポジットで同企画を開始した。
参加したのは裁判官、トラック運転手、株式仲買人など。ビブラフォン奏者で作家のドナルド・ベインさんは「ピアニストの会計士が忙しくなる確定申告の時期や、ドラム担当の外科医の患者が亡くなった日の演奏は音色が普段と違って聞こえた」と話す。プロの演奏家が加わることもあり、歌手のジョン・ヘンドリックスさんは生前、「皆、プロ並みの腕前だった」と評していた。ジャズ・アット・ヌーンは2011年に閉幕。リーバーさんは翌年、自身の100歳を祝う記念コンサートで生き生きとアルトサックスを吹いていた。

リーバーさん(左)。本人のフェイスブックより
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