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【25日付amニューヨーク】ニューヨーク市住宅局(NYCHA)で4月末に辞任したショーラ・オラトイ前局長に代わり、5月に就任したスタンレー・ブレゼノフ臨時局長は25日、NYCHAが連邦規則に違反していた疑いがあることを、米住宅・都市開発省(HUD)に報告したと発表した。
HUDに宛てた文書によると、NYCHAは職員教育および残業、危機管理計画、賃借人保護計画の監督、NYCHAの公共住宅の住人およびその他の低所得者の雇用などについて、連邦規則に従っていなかった可能性があるという。NYCHAはまた、カビや鉛の危険を改善する法的取り決めを履行していなかった疑いもある。
同臨時局長によると、NYCHAは毎年HUDに提出している公共住宅計画の中で、連邦規則に従っているとする虚偽の報告がなされていないかを確認するため、違反の程度を調べているという。「NYCHAは透明性を確保し、私の名においてなされる事業において、完全に包み隠しがないことに確信を持ちたい」と述べた。
NYCHAは6月、血中鉛濃度が高い住人の数について連邦政府に虚偽の報告をしたと認めており、ニューヨーク南部地区の弁護士らは、NYCHAが人数の改ざんをした方法を強制的に調べる命令に署名。裁判所の承認を得た場合、市は少なくとも20億ドル(約2220億円)を充て、連邦当局と合同でNYCHAの調査に当たることになる。
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