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金融業において中心的な役割を持つ都市や地域「金融センター」の国際競争力を示す世界金融センター指数(GFCI)の第24回報告書が12日に公表され、ニューヨークが英国ロンドンを抜いて1位となった。
GFCIは英国のシンクタンク、Z/Yenと中国のシンクタンク、チャイナ・ディベロップメント・インスティテュートが毎年4月と9月に発表。世界銀行や経済協力開発機構(OECD)などから得た137の要素に基づき、「ビジネス環境」「金融セクター開発」「金融インフラ状況」「人的資本」「外的評価」の5分野で総合評価。今回は100の金融センターを番付した。
ニューヨークは今年4月の公表から5点下げたが、総合788点で1位。前回から8点下げたロンドン(総合768点)を抜いた。3位香港(同783)、4位シンガポール(同769)と続き、前回5位だった東京(同746)は前回より25点上げた中国・上海(同766)に抜かれ6位となった。
スイス・チューリッヒ、ドイツ・フランクフルト、オランダ・アムステルダム、オーストリア・ウィーン、イタリア・ミラノなどEU各国の多くが順位を大幅に上げ、報告書は英国のEU離脱の不透明感が追い風になったと指摘。アジア太平洋地域の評価も高まり、上位との差を縮めていると分析した。

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