【3日付ウォール・ストリート・ジャーナル】ニューヨーク市のキンダーガーテンから小学5年生までの公立小学校「英才児」教育、ギフテッド&タレンテッドプログラム(G&T)への「お受験」準備に、3歳、4歳児の子どもを持つ保護者はかなりの費用をかけている。競争率が激しい受験では塾に通わせられる裕福な家庭の子どもの方が有利との声が上がっている。
ブルックリン区の学習塾、ファストラックキッズでは、1回90分14週間の授業と模擬試験2回で1595ドル(約18万円)を取る。個別授業はさらに高額となる。家庭教師派遣のアリストテレスサークルは、1時間の授業料を最高400ドル(約4万5720円)と設定する。
各学区の公立校内に設置されたG&Tクラスに入るためには入学試験で90点以上が必要だ。また学区を問わないG&T児童専門校への進学には97点以上が必要だが、99点を取っても定員超過で入学できない場合があるという。昨年冬のG&Tのキンダー入試では受験者1万4500人のうち合格したのは2305人だった。
市の統計によると昨年のG&T園児のうち、市が設定する昼食割引制度に該当した低所得層の園児は29%だった。キンダーから小学5年生までの市の公立校全体の児童・生徒の約67%がヒスパニック系または黒人だが、G&Tの人種構成はアジア系が41%、白人が34%、ヒスパニック系が10%、黒人が8%と偏っている。
英才小学校「お受験」準備に大出費 所得や人種に偏り
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