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日米の食の交流を図る非営利団体、五絆(ごはん)ソサエティーは10日、マンハッタン区ローワーマンハッタンのブルックフィールドプレイスでベネフィット晩さん会「ニューヨークシェフが日本を祝う」を開催、400人以上が来場した。同団体は米国で活動するシェフに奨学金を授与し日本研修に派遣するなど、日本の食文化を米国に紹介する事業を進めてきた。この日の収益はこうした活動に充てられるという。
晩さん会では、ダニエル、ブーレー・アット・ホーム、酒蔵、鳥心などニューヨークの著名レストラン28店のシェフが、日本から直輸入したマグロ、ぶり、和牛などの高級食材を用いた料理を振る舞った。伊藤園、サントリー、八海山、ブルックリンブリュワリーなどから飲み物も提供された。
また、料理を通じた日米交流に尽くしたことをたたえ、グラマシータバーンのシェフ、マイケル・アンソニーさんと、料理人で石川県金沢市の料亭、銭屋の2代目主人、高木慎一朗さんに川村泰久国連次席大使から、「五絆ソサエティー和食親善大使賞」が授与された。
同団体の創立者兼代表でコーリン社長の川野作織さんは「腕を振るってくれたシェフや協賛企業、来場者のおかげで夢に描いていた以上の素晴らしいイベントになった。大変感謝している」と話した。

(左から)アンソニーさん、著名シェフのマイケル・ロマーノさん、川村国連次席大使、川野さん、高木さん(photo: 本紙)
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