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【16日付amニューヨーク】ニューヨーク市のスコット・ストリンガー会計監査官は16日、ニューヨーク州都市交通局(MTA)に対し、メトロノース鉄道(MNR)とロングアイランド鉄道(LIRR)の市内運賃を地下鉄と同額の片道2ドル75セントに値下げするよう求める調査書を発表した。

ブルックリン区のLIRRアトランティックアベニュー駅
(photo: Pacific Coast Highway)
同会計監査官はクイーンズ区のLIRRマレーヒル駅で行われた記者会見で、ブロンクス区やクイーンズ区、ブルックリン区など、市内にある両鉄道の駅のそばに暮らし、マンハッタン区に通うニューヨーカーは約140万人いると指摘。中には高い運賃からLIRRやMNRを避けて地下鉄の乗り継ぎで通勤している人もおり、ペンステーション行きのLIRR列車の朝の通勤時の平均乗車率は79%にとどまるという。こうした通勤客が両鉄道を利用しやすくすることで、通勤時間も短縮できると主張した。
さらに同会計監査官はLIRR、MNRと地下鉄は近くを通っている場所が多いにもかかわらず接続されている線が少なく、市民に「交通砂漠」という感覚が根強く残っていると批判。料金も二重構造となっているのは庶民を直撃しており、MTAは乗客の利便性を高めるべきだと指摘した。
同調査書では運賃引き下げを実施するためにMTAは年間5000万ドルの追加予算が必要になると試算している。
これに対し、MTAのジョゼフ・ロタ局長は声明文で、「実施するには補助金が必要」と反論した。LIRRの混雑時の市内片道運賃は10ドル25セント、その他の時間帯は7ドル50セント。
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