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【12日付ウォール・ストリート・ジャーナル】メキシコの「麻薬王」と呼ばれた「エル・チャポ」ことホアキン・グスマン被告(61)の裁判が13日から、ブルックリン区の連邦地裁で始まる。証人や陪審員はもちろん、同被告自身の安全を考慮し、当局は未曾有(みぞう)の警備体勢を敷いている。
当局はこの公判を「1993年の世界貿易センター爆破事件の裁判以来、最もリスクが高い」と位置づける。マンハッタン区に勾留されている同被告は公判期間中、毎週月曜にブルックリン区に移送され、金曜にマンハッタン区に戻る。ここ1年、移送のたびにブルックリン橋は閉鎖されてきた。
移送ルートには2マイルごとにスナイパーを配備。市警察(NYPD)がヘリで移送車を護衛する。ブルックリン区内の勾留場所も非公開だ。公判は3カ月から4カ月続く見込み。
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