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【12日付ニューヨークポスト】ニュージャージー州ユニオン郡ウエストフィールドのブルバード657番地の邸宅に2014年から17年にかけて、「お前たちのことを見ている」などの文面の手紙が届き、この邸宅に35年間住むデレック・ブローダスさん一家を恐怖に陥れている。
人呼んで「ウオッチャーハウス」。届いた手書きの手紙4通は全て、差出人が「ウオッチャー(監視人)」となっているからだ。手紙の内容は、「なぜ、ここに住むことにしたのか。探りを入れてやる」「祖父が1920年代に監視を始め、父が60年代に引き継ぎ、そして私の番が来た」「その家の歴史を知っているか。壁に何が埋まっているか知っているか」などだ。
「気が滅入る、もうぼろぼろだ」とデリックさん。「(恐怖がじわじわ増殖する)がんのようだ」とため息をつく。「3人の子どもとクリスマスを楽しむこともできずにいる」と嘆いた。妻のマリアさんは「熊手を持って長靴を履いた男が子どもたちを誘い出す悪夢を見た」と怯える。
自作自演ではないかと疑う近隣住民もいるが、一家は地元警察に捜査を依頼。警察は、手紙の送り主は邸宅から300ヤード(約274メートル)内に住むのではないかとみて捜査している。デリックさんは「(近くの)10軒のうちの1つに違いない」と話している。

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