NY市、公用車1000台削減へ 排ガス削減と渋滞緩和目指し

Mayor Bill de Blasio signs an executive order to reduce the City's vehicle fleet in the parking lot of Citi Field in Queens on Thursday, March 28, 2019. Michael Appleton/Mayoral Photography Office
ニューヨークのビル・デブラシオ市長は3月28日、排気ガス削減と渋滞緩和を目指し、市の公用車の台数を1000台削減する行政命令に署名した。2021年6月30日までに達成する計画。
発表によると市は現在、消防車や道路舗装車両、ごみ収集車など、2万5690台の車両を所有。今回の命令により、公用車の総走行距離は1000万マイル(約1600キロ)削減される試算で、二酸化炭素排出量も約6300トン減る見通し。市はまた、2年間に2100万ドル(約23億2500万円)の経費削減を見込んでいる。
公用車台数の削減に加え、市は250台以上のSUV公用車を電気自動車またはハイブリッド車に交換する予定。現在、市の公用車に使われている電気自動車は約1750台。使わなくなった公用車はオークションで販売するという。
公用車台数の削減は、市が進めている二酸化炭素排出量削減政策の一環。 14年に市長が就任して以来、市の公用車の台数は約11%増加しており、その多くが市警察(NYPD)の新車両だった。消防車と救急車300台、除雪車140台も新たに購入されていた。
市長は同日、クイーンズ区のシティーフィールドの駐車場で会見を開き、公用車数の増加は、成長する市にとって必要だったと強調。「これからは不要な車を排除し、よりクリーンな都市を目指そう」と述べた。

Michael Appleton/Mayoral Photography Office
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