2019年7月15日 NEWS

不法移民の摘発、門前払いに ICE捜査員、NY市内3カ所で試み

U.S. Immigration and Customs Enforcement (ICE) Officers arrested 271 criminal aliens last week in an enforcement action targeting individuals who pose a threat to public safety and immigration violations. ICE Enforcement and Removal Operations (ERO) officers made the arrests across the state of Florida, Puerto Rico and the U. S. Virgin Islands.

 米移民・税関捜査局(ICE)は13日、ニューヨーク市内の少なくとも3カ所で不法移民の摘発を試みた。各メディアが報じた。逮捕者は出ていない。トランプ大統領は全米10都市で14日から、大規模な摘発を行うと明らかにしていた。
 報道によると、市内で摘発があったのはブルックリン区サンセットパーク内の2カ所とマンハッタン区ハーレムの1カ所。ICE捜査員がこれら地域の住宅を訪れたが、令状を持たず門前払いにあったという。市当局は14日の会見で、市内で大規模な摘発は確認されていないと発表。他都市でも同様の状況だという。
 一方で、地元紙amニューヨークによるとサンセットパークに住む移民の多くは摘発を恐れ、外出を避け自宅にこもるか、別の地域に短期滞在していた。普段は中米やアジアなどからの移民でにぎやかな通りも、人通りが少なくがらんとしていたという。
 市はICEの捜査員に聴取を受けた場合、不法移民が持つ権利をまとめた文書を公開、拡散を呼び掛けている。

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