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ニューヨーク市の野球に詳しいスポーツ史研究家、ハービー・フロマーさんが1日、転移性肺がんのためニューハンプシャー州ライムの自宅で死去した。83歳だった。ニューヨークタイムズが6日、報じた。
1935年、ブルックリン区生まれ。40年代から50年代の少年期には野球にのめり込んだ。市内にはドジャース、ヤンキーズ、ジャイアンツの3チームがひしめき、ジャッキー・ロビンソン、ジョー・ディマジオといったスター選手が活躍していた。フロマーさんは当時の模様を「ニューヨークの野球:最後の黄金時代、1947〜57年」(80年)の中で、「どこに行ってもラジオで野球の実況放送が聞けた。店から店へ移動しても、経過を聞き損じることはまずなかった」と書いている。
野球や文学に興味を持ったのはドジャースの名物アナウンサー、レッド・バーバーの実況中継に聞き惚れてから。もとはセントルイス・カージナルスのファンだったが、ドジャースに転向するほど好きになった。
ニューヨーク大学を卒業し、英語学で修士号を取得。その後博士課程に進み、論文ではスポーツとテレビの関係を取り上げた。論文は自身の最初の著書「野球の世紀:ナショナルリーグの最初の100年」(76年)として出版された。市内の高校で英語教師として働きながら、執筆した著書は40年間に十数冊に上った。後年はダートマス大学で教鞭をとった。

フロマーさんが運営していたウェブサイト(harveyfrommersports.com)より
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