RELATED POST
子ども向けのコミックで活躍し、9.11同時多発テロの調査委員会の報告書をグラフィックノベル化した漫画家、アーニー・コロンさんが8日、サフォーク郡ハンチントンの自宅で大腸がんのため亡くなった。88歳だった。ニューヨークタイムズが16日、報じた。
プエルトリコのサンフアン生まれ。1955年にキャリアをスタートさせ、漫画家助手を経てハービーコミックスに入社。「出てこいキャスパー」や「リッチー・リッチ」など子ども向けのコミックを量産した。その後所属したDCコミックスではスーパーヒーロー「アメジスト」を手掛けた。
9.11同時多発テロの3年後に独立調査委員会が報告書を出すと、ハービーコミックスの編集者だったシド・ジェイコブソンさんと組み、500ページに及ぶイラスト本「9.11報告書:ア・グラフィック・アダプテーション」(06年)を出版。ビルが黒煙を上げる様子や血を流し横たわる犠牲者、事件に至る経緯から対応まで、報告書の内容をコミック風に分かりやすく描いた。「グラフィックジャーナリズム」として大反響を呼び、ベストセラーに。ジェイコブソンさんはコロンさんについて「私がアイデアを出すと、それを発展させて絵にしてくれた」と惜しんだ。
昨年大腸がんの診断を受けたコロンさん。死の床にあっても新作の制作に勤しんでいたという。

アーニー・コロンさんのフェイスブックより
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








