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ニュージャージー州の湖で6月に異常発生した有毒な藻が今月初め、ニューヨーク市内の公園の池でも見つかった。ペットや幼児が触れないよう、市公園局は注意を呼び掛けている。ニューヨークタイムズが25日、報じた。
有毒な藻が見つかったのは、マンハッタン区セントラルパークのタートルポンドとハーレムミーアに加え、同区モーニングサイドパークの池、ブルックリン区プロスペクトパークの大池。「アオコ」とも呼ばれる藻は気温が上がると水面を緑色に染め、藻に含まれるシアノバクテリア(藍色細菌)が毒素を生産。水草や魚が生息できなくなるだけでなく、動物が接触すると皮膚や肝臓、神経系、呼吸器系に障害を起こす。
同紙によると、有毒な藻が繁殖した池で泳いだり、毛についた藻なめたりした犬が突然死した例もある。市公園局の広報担当は「ペットにはリード着用を徹底し、ペットが池に入ったり、池の水を飲んだりしないよう注意してほしい」と呼び掛けている。
市公園局は毎月1回、定期的に市内の湖水の水質検査を実施しており、今月初めの検査でアオコを発見した。同局で天然資源を管理するマーティン・ラーソンさんは、今回の大量発生について、気温の上昇に伴う降水量増加が影響していると分析。今後、市内で発生する頻度が高まるとして、水質検査の頻度を月2回に増やす決定を下した。
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