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ニューヨーク市保健精神衛生局(DOH)は12日、市内で4人の西ナイル熱患者が確認されたと発表した。今年に入って初めての感染。クイーンズ区で2人、ブルックリン区で1人、スタテン島で1人が感染し、うち2人はいまだ入院中だという。
西ナイル熱ウイルスは蚊が媒介し、発症すると頭痛や発熱、発疹などを引き起こし、合併症により死に至ることもある。DOHによると、市内では1999年以降、7月から10月にかけて毎年感染者を確認。これまでに市内で感染した422人のうち、11%に当たる46人が死亡している。一方で、今年は同ウイルスに感染した蚊の数は319匹で、昨年同期比で66%少ない。
DOHは50歳以上の高齢者が感染すると、髄膜炎や脳炎などを引き起こす可能性が高いと警告。オクシリス・バーボット局長は声明で、屋外に放置された水を捨てる、窓に網戸を設置する、屋外では長袖を着用するなど、感染予防を呼び掛けた。
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