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ニューヨーク市の犯罪率は減少しているが、発砲事件は増加している。多発するストリートギャングによる発砲事件についてニューヨークタイムズが5日、報じた。
クイーンズ区ジャマイカ南東地区で10月、自宅近くのプレイグラウンドでバスケットボールをしていたアーミル・グリフィンさん(14)がギャング同士の銃撃の流れ弾に当たって亡くなる事件が起きた。その数日後には、同地区で同じギャンググループがかかわったと見られる発砲事件が起き、別の10代の若者が負傷。
ニューヨーク市警察(NYPD)の報告によると、同地区では今年だけで昨年の2倍に当たる32人が発砲事件で死亡している。
NYPDによると、市内ではブロンクス区南部や、マンハッタン区アッパーマンハッタン、ブルックリン区北部などの一部の地域でも、低所得者向け公共住宅を拠点とするギャンググループによる発砲事件が頻発。構成員の中には未成年(14)も確認されている。
これら未成年のギャングは「コミュニティー銃」と呼ばれるレンタル銃を手に入れ、凶行に及んでいるという。コミュニティー銃は、路面店で借りることができ、安価なものでは100ドルで入手できるという。
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