性的暴行などの容疑で起訴されているハリウッドの元大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン被告の弁護士が、同被告から性的暴行を受けたと訴えている女性たちからの電子メールを証拠として使い、原告の信用を損なう戦略を立てていることが明らかになった。ニューヨークタイムズが22日、報じた。
検察側は、ワインスタイン被告を絶大な影響力を持つプロデューサーとして描写。影響力を利用して同被告と性行為を行うように女性たちに強要したり操作したりしたと主張。一方、弁護側は、女性に利用されたのはワインスタイン被告の方だと反論している。
弁護側は裁判で、被告と女性との行為が合意に基づいたもので、その後も関係が継続していたことを示す電子メールに焦点を当てる方針。弁護側によると、被害者の中には、関係を持った後に被告に感謝の電子メールを送ったり、関係を持ったことを自慢したりした女性もいたという。被害を受けたとする女性6人が証言する予定だが、原告の申し立てを支持する物理的証拠はない。
裁判では職場における「同意と力関係」の問題を掘り下げるだけでなく、継続的な関係の中での性的暴行の問題についても問われることになる。
ワインスタイン被告は、2013年のマンハッタン区のホテルの部屋でのレイプ、06年の別の女性へのオーラルセックスの強要、また、略奪的な性的暴行の疑いで起訴。
有罪になった場合は終身刑に直面する可能性がある。
原告の「信用崩し」狙う ワインスタイン被告の弁護戦略
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