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ニューヨーク州都市交通局(MTA)が、ウーバーやリフトなどの配車サービスを呼ぶことができるアプリ「e-hail」と提携し、夜間や早朝の通勤客を対象とした新たなサービスを計画していることが分かった。ゴッサミストが4日、報じた。
MTAのイノベーション開発局局長、マーク・ダウドさんによると、今夏に開始される予定の新たなサービス「レイトシフト」は、MTAの最寄駅から半マイル(約800メートル)以上離れた地域に住むブロンクス、クイーンズ、ブルックリン区、スタテン島の利用客が深夜や早朝の時間帯に最寄駅から自宅まで配車サービスを使用する際、その料金をMTAが負担するというもの。ダウドさんは同サービスの目的について「昨今、9時5時で働くという勤務形態は変わりつつある。深夜時間帯の地下鉄利用者の便宜を図りたい」と意欲的だ。
懸念の声も上がっている。 スコット・ストリンガー市会計監査官は「地下鉄の遅延が改善されないのなら、根本的な解決にならない」と疑問視する。同監査官はメトロカードの利用可能範囲をロングアイランド鉄道(LIRR)や、メトロノース鉄道に広げることを提案している。市運輸局(DOT)の元幹部、ジョン・オルカットさんは「MTAの予算を配車サービス会社のために使うのはいかがなものか」と指摘。交通支援団体ライダースアライアンスのダニー・パールスタインさんも「現行組織を活用して解決すべき」と話している。
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