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ニューヨーク州で新型コロナウイルス肺炎の感染が確認されたことから、公共交通機関を利用することへの不安が市民の間で広がっている。ニューヨークポストは2日、アリゾナ大学の微生物学者、チャールズ・ジェルバさんが勧める公共交通機関での予防策を報じた。
ジェルバさんはまず、満員電車を避け時差通勤を勧める。次に、咳をしている人がいたら遠ざかる。手すりは感染源となり得るので要注意だ。改札口の回転バーもお尻や手の甲を使って通ろう。バッグは床に置かない。床に付いてしまった場合は除菌ウエットテッシュで拭く。布製であれば、熱湯で消毒。携帯電話はウイルスの温床になる恐れがあるので、公共の場、特に公共交通機関の中では使わない。会社や自宅に戻ったら、ディスプレー部分を消毒する。また、うっかり手で顔を触ることが多くなるので、地下鉄やバスの中での飲食はやめよう。ただし、ゴム手袋やマスクは予防にはならないというのがジェルバさんの見解だ。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、州で2人目の新型コロナウイルスの感染が報告された3日に先立ち、毎日実施している地下鉄とバスの車両、駅構内の清掃の頻度を増やしていると発表した。特に乗客が触る頻度の高い手すりや改札の回転バー、座席などを、米疾病予防管理センター(CDC)が推奨する消毒液で拭き取っているという。

Nathan Kempter
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