新型コロナウイルス感染で自宅で死亡した場合、ニューヨーク市の感染死亡者の統計に反映されない可能性が高く、死亡者数の公式発表が過小報告ではとの声が上がっていたことを受け、市は8日、未検査の自宅死亡者を統計に加える方針を発表した。ゴッサミストが8日までに報じた。
市医療検査局(OCME)によると、同ウイルスが蔓延する以前、1日平均20〜25人だった自宅での死亡者数はこのろころ、200人に急増。また、市は自宅で死亡した人に対して感染検査を行っておらず、「新型コロナウイルスの可能性あり」「新型コロナウイルスと思われるインフルエンザに類似した症状」などと死因を表記して保健局に報告。統計には含まれていなかったという。
市消防局(FDNY)によると、3月20日から4月5日までの間、自宅での死亡者数は2192人。昨年の同時期と比べ400%の増加している。また、FDNYによると今月5日、1日の自宅死亡者は241人。しかし市が発表した同日の感染死亡者数は266人だったことから、約40%の過小報告の可能性があると指摘している。自宅での死亡者にも検査を実施して、結果を報告すべきと主張する医療関係者もいるという。
これを受け、市保健精神衛生局の広報担当、ステファニー・ビューレさんは8日、新型コロナウイルス感染の疑いで自宅で死亡した人数を、統計に含める方針を声明で発表した。しかし、開始日や詳細については、決まっていないという。
感染統計に反映されない自宅死亡 市が新しい方針を発表
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