BentOn Cafe

 さぁ、きょうのランチは何にしよう?──ハンバーガーやサラダばかりじゃ、飽きてしまう。「ごはんが食べたいな…」そう思った時は、中華のテイクアウトもあるし、ベンダーのさまざまなオーバー・ライスもある。けれど、やっぱり白いごはんの日本風の弁当は何よりもホッとする。そんな弁当でお馴染みの食のセレクトショップ「BentOn Cafe(べんと・おん・カフェ)」がこのほど、ミッドタウンに続き金融街にもオープンした。

優しく美味しい日本の味が勢揃い!
          金融街に新店舗オープン

  マンハッタン区はミッドタウンのどまんなか、45丁目のレキシントン街と3番街の間に、朝も昼も夕方も、客足の途絶えない店がある。それが、「BentOn Cafe(べんと・おん・カフェ)」だ。
 決して大きな店ではないが、朝は出勤前のビジネスマンやオフィスレディたちが、デスクで食べるサンドイッチやデニッシュとコーヒーを買い求め、オフィスへと急ぐ。昼ともなると、毎日5種類ほど用意される日替わりの弁当や丼もの、おにぎりや麺類を求める列ができ、その中にはさまざまな国籍のビジネスマンたちも手慣れた様子で並んでいる。夕方には、会社帰りに夕食の一品に惣菜を求める女性や、奥さんに頼まれた食パンやケーキを手に家路を急ぐ男性の姿も──。ミッドタウンの45丁目界隈では、もはや見慣れた日常の光景だ。
 その同店が9月16日、ロウワーマンハッタンに位置する金融街に、新店舗をオープンした。

 清潔に整えられた広々とした店内には、75席ものイートインスペースがあるのが目を引く。
 メニューはと言うと、お馴染みの日本の食パンや総菜パン、サンドイッチをはじめ、弁当、おにぎり、サラダなどがズラリと並んでいる。炊き込みごはんやさばの塩焼きといった身体にも心にも優しく美味しい弁当は、日系ショップならでは。栄養やカロリーがキチンと考えられていてバランスが良いので、安心して食べることができる。

メニューには寿司も登場 日本の食を伝える工夫も

  新店舗はミッドタウンの店舗とは違い、メニューに新たに寿司が加わり、注文後にその場で調理してもらえるビビンバもある。
 金融街にはもちろん日本人もたくさん働いており、そういった日本人に「やった! この辺りでも懐かしい日本の味が毎日食べられる」と喜んでもらえることだろう。しかしそれだけではなく、まだまだ金融街では知られていない食のセレクトショップとして、日本食を気軽にもっと日常的に楽しんでもらいたいという思いからの新しい挑戦でもある。
 「寿司は知っているけど、BENTOってなに?」「BENTOってどうやって食べるの?」など、日本人にとっては当たり前のこと、ミッドタウンでは日本人ではない人たちにとっても定着しつつあることが、まだまだ知られていなかったりする。そのため店内には「BENTOをお買い上げの場合は、室温でお召し上がりください」という食べ方の説明を書いたポップが貼られていたり、電子レンジにそのまま入れても安全なようにアルミホイルの使用などを極力避けるといった、細やかな心配りがなされている。

 

NYで最も忙しい人たちの力強い味方であること

 ストレスの多いニューヨークのビジネスシーンの中で、身体も心も少しでもホッとして楽しんでもらえる日本の味を提供したいという同店の想いは、ダウンタウンの金融街にオープンしたことをまだまだ知らない日本人を喜ばせるだけではなく、ニューヨーク一(いち)忙しいエリアで働く多国籍なビジネスパーソンにとっても、力強い味方となるに違いない。

www.seamless.comからデリバリーの注文も可!
seamless用の弁当も只今考案中!

■問い合わせ
BentOn Cafe
123 William St(bet Fulton & John St), NYC
☎212-608-8850
www.bentoncafe.com

営業時間/月~金曜日 7am~9pm
     土曜日   11am~10pm
定休日/日曜日