ニックスのファンがデモ計画 運営指針でオーナーに物申す!

 米プロバスケットボール協会(NBA)ニューヨーク・ニックスのオーナーであるジェームス・ドーラン氏のチーム運営が理不尽であるとして、同チームのファンクラブのメンバーらが19日、本拠地であるマンハッタン区のマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)前で抗議デモを計画していることが分かった。
 「ニックス・ファン・フォー・ライフ(KF4L)」と名乗るこの団体は、同名のフェイスブックページを立ち上げ、19日に行われるインディアナ・ペイサーズ戦の前にMSGに集まり、抗議デモに参加するよう、ファンに呼び掛けている。
 フェイスブックのページに掲載された声明によると、同団体はデモを計画した理由として、「ドーラン氏は、バスケットボールの知識のある専門家らにチーム運営に必要な決定権を与えず、彼らの意見を無視し、チームに不利な交渉や、法外な報酬でトレードを行っている」ほか、「ゼネラル・マネジャーとしての経験が全くないスティーブ・ミルズ氏(MSGの元COO)をチームのGMとして迎え、散々な成績を残すこととなった」と指摘。さらに、ミルズ氏は昨年の就任以来、メディアやファンの前で一度もチームについて話す機会を設けていないことなどについても挙げている。
 そして最後に、「デモを行っても何も変わらないかもしれないが、オーナーには我々ファンの声を聞いてほしい。チケットやジャージーを買い、ゲームへ足を運ぶのは我々ファンだ」と訴えている。