ニューヨーク市で、およそ100年ぶりに米国の国鳥である白頭わしの巣が見つかったという。
今年1月、使用されていない桟橋の上で、白頭わしが巣を作るための材料を運んでいるところをタグボートの船長が目撃していたが、野生生物の保護を目的とした環境保護団体、米オーデュボン・ソサエティーによると、スタテン島の沖にある無人島で、白頭わしのつがいが巣を作って暮らしているのが見つかったという。同団体は、密猟者を懸念し、巣の場所を公表していない。
ここ数年の間に市内で白頭わしが見つかったのはこれが初めてではなく、昨年、プリンスズベイで巣作りの練習をしていた若いつがいが見つかったことを、米紙スタテン・アイランド・アドバンスが報じている。ニューヨーク州には、およそ173羽の白頭わしのつがいが生息しているといわれるが、冬になるとカナダやアラスカから解放水域と餌になる魚を求めてやってくるため、その数が増える。オーデュボンによると、農薬(DDT)などによる環境汚染のため、白頭わしの数は全国的に激減したが、1970年代にDDTの使用が禁止されて以来、その数は徐々に回復をみせている。
今後、さらに数が増え、餌を探す白頭わしが市内で目撃されることもあるだろうと専門家は話している。
白頭わしの巣、100年ぶりに見つかる スタテン島で今年1月
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