ミッドタウントンネルの工事開始 一部車線閉鎖で遅延や混乱に注意

 ニューヨーク州都市交通局(MTA)の発表によると、クイーンズ・ミッドタウントンネルのマンハッタン方面出口にある6車線のうち、アップタウン方面の2車線が、29日から工事のため約2カ月閉鎖される。この間、アップタウンに向かう車はクロスタウン方面の2車線を使うことになる。ダウンタウン方面の2車線には影響がない。
 この工事は2012年10月に米東部に上陸した大型ハリケーン・サンディで受けた被害の修復プロジェクトの一環で、アスファルトの塗り直し、舗装の継ぎ目や壁の補修などを行う。市の騒音防止条例に沿って、取り壊し工事は日中に行われる予定。
 ミッドタウントンネルは1940年に開通。イースト川の下を通り、クイーンズとマンハッタン区を直結する約2000メートルのトンネルで、毎日約20万台の車が通行するという。
 アップタウン方面車線の修理が終わった後は、クロスタウン方面、ダウンタウン方面とそれぞれ出口の2車線をもう2カ月ずつ閉鎖する予定で、ミッドタウントンネルとその周辺は今後約半年の間、遅延や混乱が予想される。

マンハッタン側の入口 (photo: Nutmegger)