NYPD、新ホルスターを導入  奪われた銃での殺人事件受け

 3日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク市警察(NYPD)は同日、制服の警官が銃を携帯するためのホルスター(拳銃嚢)を、新しい安全なものと交換することを発表した。
 8月9日、ブロンクス区東198丁目の雑貨店で、物乞いをして店から追い出されたエフレイン・ガズマン被告(30)が、駆け付けた警官のホルスターから銃を奪い、店員のワリ・カマラさん(49)を射殺するという事件が起きたことを受け、新しいホルスターの採用が検討されていた。
 同日記者会見を行ったNYPDのジェームス・オニール本部長によると、新しく支給されるホルスターはサファリランド社の6360ALSで、他者が銃を奪うことが困難になるよう自動ロックシステムが採用されている。
 導入は10日からの予定で、制服を着用する警官全員に支給される。各警官は、同日以降の初めての出勤日に新しいホルスターを受け取り、射撃練習場で正しい使用方法についての講習を受講することになる。
 NYPDは、2014年以降に採用された警官には、既に新しいホルスターを支給している。今回の導入にかかる費用については明らかにされていない。

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