シティバイク初の死亡事故 チェルシーでバスにひかれ

 【12日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区チェルシーで12日、ニューヨーク市内の自転車シェアサービス「シティバイク」の利用者による交通死亡事故が起きた。4年前に同サービスを開始して以来初。
 同日午前8時15分ごろ、同区26丁目の7と8番街の間を走行していたブルックリン区ブルックリンハイツに住むドン・ヘイングビーさん(36)は、路上駐車の車を避けようとしたところ、同じ方向へ走っていたチャーターバスに接触した。転倒したヘイングビーさんは、バスの後輪にひかれ重傷を負い、同区内のベルビュー・ホスピタル・センターに搬送されたが、死亡が確認された。バスを運転していた男性(52)は、事故現場に残り事情聴取を受けた。
 2003年にイスラエルから移住したヘイングビーさんは、妻と2人の子どもを持つ父親で、金融機関クレディスイスの投資銀行業務部長を務めていた。
 市では近年、サイクリストを巻き込んだ死亡事故が増加しているため、サイクリストのグループが昨年、安全対策を強化するよう市議会に求めていた。市では今年に入ってから4月までに自転車に関連した死亡事故が4件起きている。

Oran Viriyincy

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