オピオイド過剰摂取の親子死亡 家族との誕生日パーティーで

 【29日付ニューヨークポスト】ブルックリン区で29日、家族と誕生日を祝っていた父と息子が、オピオイド系鎮痛薬の過剰摂取で死亡していたことが分かった。
 同区グリーンウッドハイツ27丁目の4アベニュー近くに住むジョセフ・アンドラーデさん(44)と息子のカルロスさん(22)は同日午前2時ごろ、パーティーの途中、たばこを吸いに行くと言ってジョセフさんのアパートを出た。カルロスさんの2人の子どもの母親であるジャスミン・サントスさんは午前3時過ぎ、ロビーでカルロスさんが窒息状態で倒れているのを見つけた。ジョセフさんもアパートのそばにある建物の外で倒れていた。
 通報を受け駆け付けた警官が2人にオピオイド拮抗薬ナロキソンを投与したが間に合わず、同区内にある搬送先のルーテル・メディカル・センターで死亡が確認された。2人はヘロインとフェンタニルの混合物を鼻から吸引したものとみられている。
 カルロスさんは親戚の誕生日を家族と祝うため、サントスさんと4歳と1歳の子どもを連れてメリーランド州から車でジョセフさんの家を訪れていた。ジョセフさんは薬物依存症で、仕事も長く続かなかったという。

melizards

melizards