【11日付ウォール・ストリート・ジャーナル】マンハッタン区ローワーマンハッタンのワールド・トレード・センター(WTC)で、オフィススペースの借り手が見つからず、高い空室率が続いている。
9.11同時多発テロ以前の旧WTCにはオフィススペースが計1290万平方フィート(約120万平方メートル)あったが、テロ以降再建されたのは950万平方フィート。現在テナントが入るのは700万平方フィートにとどまる。中でも、ワン・ワールド・トレード・センター(1WTC)の空室率が最も高く、開業から4年経った現在、310万平方フィートあるオフィススペースの20%は空室だ。
WTCを所有するダーストオーガニゼーションの幹部は、テロ以降17年間続いた工事により、タワーがいつまでも未完成のイメージがあることが、賃貸が振るわない一因と分析している。
好調を保つ米国経済とは裏腹に、オフィスを拡大するよりも効率的に使う傾向がテナントの間で高まり、オフィス賃貸市場は低迷気味だ。また、ハドソンヤードなど新たなオフィス街の誕生もローワーマンハッタンから足が遠のく原因になっている。不動産仲介大手、CBREグループによると昨年初めのローワーマンハッタン全体の空室率は11.3%だったが、今年6月末には14.2%に上昇していた。
WTC、高い空室率続く オフィス賃貸市場低迷
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