ニューヨーク市独立予算事務局(IBO)が25日に発表した報告書によると、 市内の古い住宅ほど、水道水から基準値を超えた鉛が検出されていた。特に1920年代から30年代に建設された住宅の水道から、現在の建築基準で認められた値より高濃度の鉛が検出された。特に多かった地域はクイーンズ区リッジウッド、マスペス、ブルックリン区ベッドフォード=スタイベサント、ブロンクス区コープシティーなど。
一方で、鉛が検出された水道管の数は1993年以来減少。93年当時は検査をした水道管の約15%で、鉛濃度が米国環境保護庁(EPA)の基準値を上回っていたが、その数は近年約4%まで下がった。
市は年間1000万ドルを投じて老朽化した水道管への防食施工を実施。希望する人には鉛測定キットを無料で提供もしている。
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