グラセン地下飲食街、売り上げ減少 時代遅れの内装とホームレスが原因

 ニューヨーク都市交通局(MTA)は22日、マンハッタン区のグランドセントラル駅地下のフードコンコースにある飲食店の昨年の売り上げが減少したのは、内装が古めかしいことと、たむろするホームレスが原因であるとの報告書をMTA役員会に提出した。ウォール・ストリート・ジャーナルが23日、報じた。
 報告書はフードコンコースの昨年1年間の総売上高が2017年に比べ3%減少したと指摘。内装の他にコンコース内に出入りするホームレスの増加も、客を遠ざける原因になったと主張している。一部の店舗のマネジャーが同紙の取材に答えたところによると、ホームレスが客に物乞いをしたり、チップが入った缶などを盗んだりする被害が冬季を中心に頻発するという。
 MTAは2010年から非営利団体バワリーレジデンツに1400万ドル(約15億円)以上を支払い、同駅のホームレスをシェルターに誘導するなど対策を講じている。しかし同紙によるとニューヨーク州会計監査局の調査から、同団体が業務を怠っていたことも判明している。MTA不動産部のデビッド・フロリオ部長は同紙に対し、今年後半または来年の早いうちに外部のコンサルタントを雇い、フードコンコースのリニューアルを進めていくと話した。

グランドセントラル駅地下のフードコンコース(photo: Yurika Fukagawa / 本紙)