ニューヨーク州など3州で屋外大型広告看板(ビルボード)で法案の成立を訴えた女性が、罰金刑に直面している。州に「ロビイスト」として登録していなかったことが問題だという。ニューヨークタイムズが7月31日、報じた。
看護師のキャット・サリバンさんは1998年、当時通っていた州都オールバニ近くトロイ市の女子校で教師にレイプされ、その後、退学となった。2016年に警察に被害を届け出、同校が賠償金を支払うことで和解した。昨年、その賠償金を使って、1カ月間ビルボードをレンタル。同校の近くとマサチューセッツ州、コネティカット州で掲示し、児童の性的虐待被害の出訴期限を延長する児童被害者法案(チャイルド・ビクティムズ・アクト)の成立を訴えた。同法は今年1月、ニューヨーク州議会で可決されている。
しかし、数カ月後サリバンさんは、州公共論理合同委員会から、ロビイスト登録をしなければ、4万ドル(約429万円)以上の罰金を科される可能性があるとの警告を受けた。州で「ロビイスト」とは、「議員に影響を及ぼすために金銭を費やす者」と定義。サリバンさんは、「国民としての権利を行使しただけ」と訴え、登録を拒んでいる。
SNSが普及した今、活動家とロビイストの区別は難しい。同州では今年、草の根運動や議員との面会をロビー活動とみなすこと、またロビー活動に該当するSNSでの行為の定義についての指針を改正している。
ビルボードで主張はロビー活動? 女性に罰金刑の危機
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