コロナ禍で、缶不足続く 「需要は異常なくらい」

 コロナ禍で、缶不足が生じている。缶は軽くて強いことから、ガラス容器からのシフトが進んでいた。この春、バーやレストランが閉鎖すると、消費者による缶入り飲料や缶詰の購入が増加。缶入りアルコール飲料、ハードセルツァーの流行も追い風となって、供給が追いつかない状態が続いている。ウォール・ストリート・ジャーナルが25日、報じた。
 市場調査会社のIRIによると、アルミ缶入り飲料の消費は3月、24%も増加。飲料用アルミ缶メーカーの世界最大手、ボール社の取締役、キャサリーン・ピートルさんは「需要は異常なくらい」と嬉しい悲鳴を上げる。同社は、年間10億個を製造するテキサス州とジョージア州の工場で生産ラインを2本増設する予定。それでも足らず、欧州などから今年中に20億個を輸入する。業界団体は、メーカー各社が来年末までに120億個を増産すると見込んでいる。
 また、市場調査会社ニールセンによると、缶詰でさえ1月〜6月までの6ケ月間で23.5%も販売が増加した。大手缶メーカー、クラウン・ホールディングスのCEO、ティモシー・ドナヒューさんは「欧州では缶詰の消費増が定着しており、北米でもその傾向が現れる」と指摘。缶詰用缶メーカーの最大手、シルガン・ホールディングスは第2四半期に売上げが15%も増加。CEOのアンソニー・アロットさんも「一過性のものではないと考える」と話している。

インスタグラム(@truly)のスクリーンショットより

最新のニュース一覧はこちら

タグ :