NY市長、段階的な学校再開を検討 障害児、幼児教育、小学校の順で

 ニューヨークのデブラシオ市長は23日、公立学校の段階的再開を検討していること明らかにした。ゴッサミストが同日、報じた。

 デブラシオ氏は「まず、ここから始めたい」として、第75学区の学校に通う障害を持つ生徒を選好。K3とプリKの幼児教育が続き、小学校が次にくる。ただし、詳細は未定だ。段階的な学校再開は、もともとマーク・トレイガ—市議会議員が7月に提案していたもの。「1度に再開するのは無理がある。少しずつ、成功を確かめながら進めていくべきだ」とトレイガ—議員は語っている。

 新型コロナウイルスの7日間の平均陽性率が3%を上回ってからは、市は州と調整を取りながら安全に学校を再開する道を探っていかなければならない。クオモ州知事がマンハッタン区やスタテン島の一部をオレンジやイエローの警戒地域にしていることから、「現実は厳しいかもしれない」とデブラシオ市長は付け加えている。市全体がオレンジゾーンに指定される可能性もあり、そうなると、クオモ知事は生徒と教職員の25%を毎週検査するよう義務付けてくる。デブラシオ氏は「検査が広く実施されるようになるには、保護者の協力が必要」とし、生徒に対する検査に関し、保護者が同意書に署名するよう呼びかけている。

ブルックリン区パークスロープにあるプリスクール(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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