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ニューヨーク州のホークル知事とデブラシオ・ニューヨーク市長は13日、ブロンクス区ライカーズ島の刑務所に収容されている女性とトランスジェンダーについて、ニューヨーク市の北40マイルにある州立刑務所に移送することを明らかにした。ニューヨーク・タイムズが同日、伝えた。
新型コロナウイルスの感染拡大により、深刻化している看守の人員不足に伴う措置。来週から2つの州立刑務所に順次移送する方針だ。ライカーズ島内の刑務所で医療や精神的ケアを受けられなかった収容者が、移送先の刑務所でケアを受けられる可能性がある。一方、ニューヨーク市から離れるため、収容者が裁判に出席することや、弁護士や家族との面会が困難になる恐れも懸念されている。
ホークル氏は13日の声明で「週約20人のペースで移送が実施されることで、ライカーズ島の刑務所はより安全になる」と強調。知事周辺によれば、移送されるのは約230人に上るという。今年に入って、刑務所内では2015年以降で最多となる12人が既に死亡。うち、5人は自殺だった。
9月は、看守ら刑務所職員の3分の1以上が病欠や欠勤した。事態を踏まえ、デブラシオ氏は、出勤しない職員を停職させる緊急命令に署名した。ニューヨーク市当局は、これまでに100人以上が停職処分を受け、少なくとも5人が辞職したと発表。依然として、1600人以上が出勤していないという。
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