ジャパンパレードに5万人 NY市長も参加、NARUTOに興奮

 

 

ジャパンパレードに5万人

NY市長も参加、NARUTOに興奮

 

 

 日本の文化や伝統を紹介する2023年ジャパンパレードがマンハッタンで13日行われ、快晴のもと、約5万人のニューヨーカーが沿道を埋めた。世界で圧倒的な人気を誇る「NARUTO」が日本から参加し、ライブパフォーマンスに観客から大歓声が上がった。

 ニューヨーク市長のエリック・アダムズ氏も初参加。冒頭のスピーチで多様性を強調した。「ジャパンパレードに参加する初のニューヨーク市長として、この偉大な街の多様性を今日祝える。ニューヨークは誰も取り残したりしない」(同市長)

 パレードの目玉は、全世界で2億5,000万部の単行本を売り上げた「NARUTO-ナルト-」から、ビジュアルでそっくりのパフォーマーたち。 彼らを目当てに来た観客らを興奮させた。うずまきナルト役の中尾暢樹さんはインタビューで、「(人々が)日本をすっごい好きというのが分かって、熱くなった」と話した。

 また、グランドマーシャルを務めたフィギュアスケートの金メダリストで日系4世のクリスティ・ヤマグチさんも、「集まった人からとても素敵なバイブを感じる。日系4世として、日本の文化や伝統をシェアするチャンスにとても感謝している」と笑顔でコメントした。

 パレードには、98グループの約2,500人が、踊りや柔道、剣道の技などを披露しながら練り歩いた。2007年からセントラルパークで開かれた「ジャパンデー」が前身で、昨年からパレード形式となった。第2次世界大戦後や自動車貿易摩擦などによる対日感情に配慮し、ニューヨークの日系人・日本人社会は長年、国を象徴するようなイベントを行わなかった。今回、5万人が集まるパレードとなり、日本関連のコミュニティがニューヨークに根付いたことを示した。 (文と写真、津山恵子)

 


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