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錦織圭選手、全米オープン欠場
登録したが膝が完治せず

テニスの錦織圭選手が27日、けがのため、全米オープンを欠場すると大会側が発表した。25日の記者会見でも、膝の状態が思わしくないため、出場が可能かどうかわからないと述べていたが、残念な結果となった。
錦織選手は今年6月、1年8カ月ぶりの復帰戦でいきなり優勝を果たした。7月末のアトランタ・オープンでは、ランキング51位のジョーダン・トンプソン選手にも勝ち、復帰における自信を取り戻した。しかし、トンプソン戦で膝が悪化したにも関わらず、その後出場し続けたことが今回のけがの長期化を招いたと述べ、回復の難しさをうかがわせていた。
一方で、今回の大会には間に合わなかったものの、ここ一週間は急速にけがも回復し、コートでも打ち始めていた。6月以降の復帰戦では、これまでのけがに比べて、早い段階で充実したプレイができているという手ごたえを述べていた。
「復帰のときは失われがちな、振られた際のディフェンスなどの細かなところの感覚もいい。(残る課題としては)大事なところで、緊張が全身に回って、いつものプレイができなくなる」と話した。
今後に関しては、「テニスが好きで、まだやめるということは想像できない。」「まだテニスを極めたい。また強くなりたい。またトップの選手と試合がしたい。」と述べた。けがの状態にもかかわらず、全米オープンに出場登録した理由についても、「多くの観客の前で、トップ選手たちとプレイできるワクワクと幸せを感じられることが、一番大きい」と語った。一刻も早くけがを完治させ、2024年のグランドスラムでの錦織選手の活躍を期待したい。(編集部)
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