
ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、岡本徹学園長)は11月23日、全日制幼児部・小学部合同の学園祭を、イングルウッドクリフスにあるノースクリフスクールで開催。9学年にわたる子どもたちが一堂に会し、歌や踊り、劇などに取り組んだ。
学園祭は、年長組のはじめの言葉と幼児部全員の合唱「ハミング/ Little Snowflake」でスタート。年少さくら組は竜宮城の愉快な海の生き物たちの様子を描いた「竜宮城のゆかいな仲間たち」を、年中すみれ組は手作りの靴が可愛い「すみれもりのこびとのくつや」を披露。年長ひまわり組は「アリババと宝の山」を披露し、ウィットに富んだセリフの数々で会場を沸かせた。本番までの練習を通して思いやりの心を育んできた子どもたちはステージの上でも笑顔が絶えず、誇らしげだった。
小学部は英語劇・器楽演奏・日本語劇を発表。全学年合同の英語劇はミュージカル「Willa Wonka and the Chocolate Factory」を、4~6年による器楽演奏では「Ode to Joy」と「Just a Closer Walk With Thee」の2曲を披露した。学年別に演じる日本語劇では、1年生は子どもたちが力を合わせて謎を解く過程で絆を深めていく「IKUEI×FAMILY~みんなで守れ!学校の一日~」を、2年生は魔法の力をもったスケッチブックを見つけた子どもたちが自分たちが大切にしていきたいものを問い直す「ふしぎなスケッチブック」を、3年生は王様の無理難題を個性豊かな9人兄弟が力を合わせて解いていき、全員の絆の強さを見せつける「王様と九人のきょうだい」を、4年生は離ればなれになった友達とのつながりをそれぞれが問い直す「春になったら」を、5年生はオリンピックの歴史と近年のオリンピック大会の名場面を振り返る「学園祭で何をする?~五輪の秘密~」を、6年生は芥川竜之介の難解な世界を、コミカルなアレンジも加えることで大人から子どもまで楽しめる劇に仕立てた「魔術」を上演した。
学園祭後に子どもたちからは、「私は学園祭のあと、勇気と自信がでたな、と思いました。そして、いろいろなことにちょうせんしたいと思えるようになりました。私は本当に、このげきを大きなぶ台で演じられたことにほこりをもっています」との感想が寄せられた。(情報・写真提供:ニューヨーク育英学園)

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