NYのレストランがLA火災山火事救援 あなたも参加できるイベント

ロサンゼルス山火事の被災者支援を呼びかけるマレーシア料理店カンシル。同店の公式インスタグラム(@kancilnyc)からスクリーンショット=2025年1月11日
パシフィックパリセーズ、マリブなどロサンゼルス近郊でなおも燃え続けている山火事。現在約15万人が避難生活を余儀なくされている。シェルターなどで生活するそうした被災者を助けようと地元だけでなくニューヨーク市内のレストランが救援活動を開始した。Timeout NYが誰でも参加できる緊急支援イベントを紹介している。
アッパーウエストサイドのマレーシア料理店Kancil。13日〜3月3日の毎月曜、売り上げの50%をロサンゼルス市消防局基金に献金する。ブルックリン・ウィリアムズバーグのメキシコ料理店Viva Toroは12、14、15日、Migoイベントの一環として、洋服、靴など支援物資の寄付を受け付ける。
フラットアイアンのホットスポットSlateでは、ステーキのケータリング会社が30日、ポーターハウス・パーティーを企画。45日熟成した牛肉などを提供し、チケット(85ドル)やバーの売り上げの一部をロサンゼルス市消防局基金に寄付する。全米に宅配可能なステーキボックスも販売する。こちらは50ドルを同様に寄付する。
ユニオンスクエアにあるコメディー・クラブでは、16日、チャリティーイベントを実施。売り上げの全てをアメリカ赤十字社に寄付する。さらに今月中のショーの売り上げの一部も同様に寄付して、ロサンゼルス火災の救援活動に充ててもらうという。
ブルックリン・ダンボ地区のTime Out Market New Yorkでは19日まで、ロビーのバーなどでブルーベリー・マルガリータとノンアルコールのキューカンバー・ハラペーニョ・スプリッツを特別に提供。売り上げ全額をアメリカ赤十字社に寄付する。
なお、カリフォルニア州関係者が11日、寄付・募金詐欺が横行しているとして、注意を喚起している。NBCニュースが信頼できる寄付先として認めたのは以下の団体。
California Community Foundation
California Fire Foundation
L.A. Fire Department Foundation
Pasadena Humane Society
Ventura County Community Foundation
American Red Cross of Greater Los Angeles
Center for Disaster Philanthropy
Direct Relief
World Central Kitchen
編集部のつぶやき
ワシントン・ポストが「最初の出火は、大晦日の花火による火災を鎮火したところで再度発火した」と報道。これまでに鎮火したエリアでもまた発火する可能性が大アリ。LA以外でも注意は必要ですね。そしてできるところで被災者支援を!(K.T.)
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