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米運輸保安省(TSA)はこのほど、連邦航空局(FAA)の新たな指針を受けて、リチウム電池を使用するポータブル充電器やパワーバンクを預け入れ手荷物で持ち込むことを禁止した。NYポストなど複数のメディアが14日、伝えた。

FAAは、リチウムイオン電池は貨物室で過熱し、熱暴走と呼ばれる予兆なしに発生するプロセスを引き起こし、火災のリスクがあると説明。熱暴走は、バッテリーが損傷していたり、水に濡れていたり、過充電や不適切な梱包、製造上の欠陥など複数の要因で引き起こされる可能性がある。
新たな指針によると、リチウムイオン電池やリチウム金属電池(パワーバンクやスマートフォン用バッテリー充電ケースを含む)は、手荷物でのみ持ち込める。FAAは「手荷物として預ける際、ゲートや機内での手荷物検査時に、全ての予備のリチウム電池とパワーバンクは手荷物から取り出し、乗客が機内持ち込み手荷物に保管しなければならない。また、電池の端子は短絡防止措置を講じること」と述べている。同規則では、カメラ、携帯電話、ノートパソコン、タブレット、腕時計、計算機などの個人用電子機器用のリチウム金属電池および予備のリチウムイオン充電池、ならびにリチウムイオン電池を含む外部バッテリー充電器も適用となる。
FAAは、乗務員は機内でのリチウム電池火災を認識し対応する訓練を受けていると強調。旅行者はデバイスが過熱、膨張、煙を吐く、または燃える場合は直ちに乗務員に連絡するよう求めている。預け入れ荷物の詳細はTSAのリンクから。
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