コカ・コーラは200以上の国で販売される世界的ブランドだが、キューバと北朝鮮の2カ国では正式に販売されていない。これは味や需要の問題ではなく、アメリカによる貿易制裁(経済制裁)が理由だという。グルメサイトのチョウハウンドが伝えた。

北朝鮮では1950年の朝鮮戦争以降、アメリカ製品の輸出が禁止されており、2006年の核実験を受けて制裁が再び強化された。キューバも1962年にジョン・F・ケネディ大統領が発動した貿易 embargo(禁輸措置)の影響を現在も受けており、一部の例外を除いてコカ・コーラの販売は認められていない。
ただし、完全に存在しないわけではなく、観光地や高級店では第三国(イタリアや中国)から輸入された「非公式なコーラ」や模倣品が見られることもある。
また、コカ・コーラ以外にも、ペプシのロシア撤退やマウンテンデューの成分問題による販売禁止など、飲料ブランドが国際的な制限を受けた例は少なくない。こうした事情から、世界の大半の国で自由にコカ・コーラを飲めることは、実は当たり前ではないのだ。
コカ・コーラが正式に販売されていない国がある一方で、他の炭酸飲料ブランドも国際的な規制や禁止に直面してきた。2022年には、ペプシがウクライナ戦争を受けてロシアでの生産を停止した。さらに23年には、有害とされる成分を含むとしてマウンテンデューが100カ国以上で販売禁止となった。インドでは25年、アメリカの関税政策への抗議として、大学キャンパス内でコカ・コーラやペプシの販売が禁止された。こうした動きは「スワデシ2.0」とも呼ばれている。
それでもコカ・コーラは非公式な形で流通している場合がある。キューバでは観光地の小さな市場で見かけることがあり、北朝鮮ではイタリア製や中国で製造されたコーラが高級店で提供されることもある。地方では模倣品のコカ・コーラが売られていることも多い。このような状況を考えると、200カ国以上で自由にコカ・コーラを楽しめること自体が、実はとても恵まれているといえる。
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